「健全な自己主張」の師匠現る@【番外編】滝川徹さんのスタオバプログラム・時間術

こんにちは。
抗老長寿研究家のこづちです(^^)
番外編は、自己主張の師匠が現れた話です。
私はまだまだだ!

夏の終わり頃、職場の席替えがありました。
グループ内だけの小規模なものでしたが、この席替え後に師匠が現れました。
当時の座席は、目の高さより若干低いパーテーションがあり、パーテーションの向こう側の人とは少し話しにくい状態でした。
同じグループのお姉さんが席替え後、私と同じ側の席になったのです。
二人とも定時より30分以上早く出社し、残業せずに帰るスタイルです。
私の会社は8時間労働(昼休み1時間を含めると9時間)なので、17:00に退社したければ、逆算して午前8:00に出勤しなければなりません。
お姉さんも私も早く帰りたいので、フレックスタイム制で早く出ているのです。
早朝、二人だけの時間があり、少しずつ仕事のこと、悩んでいることなどを話すようになりました。
そこで、二人ともおじいちゃんのもの忘れに悩まされていることで認識が一致しました。
自分が出した指示を忘れて平気で覆す。
そして絶対に謝らない。
部長、マネージャーは責任を取ろうとしない。
私は知人友人に話しを聞いてもらうことはありましたが、社内で具体的に行動を起こしていませんでした。
何をどうしたらいいのか、分からなかったのです。
ところがお姉さんはもっと行動に出ていました。
例えばマネージャーにおじいちゃんの状況をはっきり伝えていました。
・認知症疑いがあるので検査を受けた上で、必要なら治療してもらいたい
・自分の指示を平気で覆す人とは一緒に仕事することができない
ところがマネージャーは話しを聞いただけで何もしてくれませんでした。
「一人で動いても上はスルーするだけだ。」

「でもこちらが黙っていたら、向こうは問題なしって思ってるだけだからね。自分の気持ちを言うことは、相手に気づいてもらう意味でも、お互いに大事なこと」

お姉さんは、そう言いました。
お姉さんの行動力を見て、私はまだまだ修行不足だなと思いました。
お姉さんに仕事を頼もうとする場合、必ず理由を聞かれます。
「なぜ、私がこの仕事をしなくてはいけないのか?」
「私の業務範囲外の仕事は特段の理由がない限り、受け付けられません。」
はっきりと自分の意見を言うので、「仕事をできるだけ頼まないように」と男性陣の間では暗黙の了解になっているようです。
その結果、お姉さんより年下の私に仕事が回ってくるのです。
例えば、お姉さんが抱えていた仕事をある人にに引き継いだところ、その人は他の仕事が大変でお姉さんから引き継いだ仕事に手が回らないと言うのです。
お姉さんはその仕事を手離し、新規の仕事を始めたわけではないので業務量は減っているのです。
それにも関わらず、マネージャーはお姉さんに仕事を戻さず、私にお姉さんの仕事を引き継ぐように指示を出したのです。
結局、その仕事は最初に引き継いだ人がやる事になりましたが、私はなめられているんだなと思いました。
もっと会社という道場で、健全な自己主張できる「ヤバい奴」になるための修行をせねば!
お姉さんの姿を見て、自分の意見を言えるようになりたいと思うと同時に、お姉さんを尊敬しています。
「師匠!」と呼びたいくらいです。
12月1日付で職制改正がありました。
ちょうど2年前、A部+B部=C部ができたのですが、今回はC部が消滅し、A部とB部に分かれたのです。
部が分かれると、部の特命係の仕事も分かれる事になります。
例えば、IT関係のこと、庶務のことなどなど。
私は元々A部で庶務係をしていましたが、C部になった時、B部の庶務係をメインとし、一人で間に合わない場合に補助するフォローという事になっていました。
今回部が分裂した事で、C部の庶務係の人はB部に配属となりました。
さて、A部の庶務をどうするのか?
部長は「当面、庶務係を兼務してもらう」と発表しました。
でもでも、この方、派遣さんなんです。
派遣さんは三年間で契約打ち切りで、社員になることはほぼありません。
もうそろそろ契約期限が来るはずです。
そしたら、私に庶務係のお鉢が回ってくる?
何人かの人に「庶務をまたやるの?」と聞かれました。
3人の上司の今までのやり方からすると黙っていたら、そういう流れになるでしょうね。
冗談じゃない!
昔A部の庶務だった時に比べて、他の業務を負担しているというのに、「昔やっていてよく知っているから」という安易な理由で任されたら、たまったもんじゃない。
私はお姉さんにもこのことを相談しました。
「自分の気持ちをはっきり言いな。」とお姉さんは言ってくれました。
今の部長はそういうところがちょっと雑なタイプで、係をきちんと決めずに個別に「これ、やっておいて」とか、他の人には「あの人(私のこと)に聞いて/頼んでおいて」と言ってしまうでしょう。
本来なら、部の特命係は部長がやって欲しい人に「引き受けてもらえませんか?」と個別に話しに行くものでした。
うちの部は、それが原則です。
部長以外の人が特命係の任命について話しすること自体がおかしいのです。
それすらやらない人に勝手なことをさせてたまるか!
部長に頼まれる前にこっちからお断りしよう。
なし崩し的に個別にダラダラと頼まれてたまるか!
そう思い、A部とB部全員、合わせて40名以上にメールを送信しました。
「私は庶務係、お引き受けできません。」、それから引き受けられない理由。
そのあと、マネージャーが飛んできました。
「なんでこんなメールしたの?」
「私は今の業務分担のままで庶務係を引き受けるつもりはありません。しかし私の気持ちを知らない人たちから、なし崩し的にダラダラと頼まれる事になったら困るからです。私は10年以上、この部署にいて今まで、そういう人たちをたくさん見てきました。」
マネージャーが飛んでくること自体がおかしいって。
部長がやるべきでしょう。
でも部長は無視したままです。
私はこの部署に10年以上いますが、こんなに無視し続ける部長は見たことがありません。
部長は他者からの期限付き出向社員なので、はっきり言ってよそ者だし、めんどくさいことには蓋するか、放置したいタイプなのでしょう。
お姉さん曰く、「部長はゼッケンの色が違う人だから」
正直、40人以上にメールするのってものすごく勇気がいる事でした。
この行動について賛否両論はあると思います。
もっといいやり方はなかったのか。
そう言う人もいました。
今振り返っても一括送信メールはベストなやり方でしたね。
何やったって、批判はある。
それを覚悟した上での行動です。
上に相談したところで、
部長→無視
マネージャー→スルー
おじいちゃん→忘れる

こうなるよね…って、お姉さんと認識が一致しています。

自分の身は自分で守るしかないんですよ。

それ以来、私に庶務を頼んでくる人はいなくなりました。
おじいちゃんだけは相変わらずすぐに忘れて、私が出席しない会議なのに「会議室取っといてや」なんて言います。
「会議室の予約方法が分からないので、できませ〜ん」と、お断りしました。
おじいちゃんが「仕事頼みた〜い」っていう雰囲気を匂わしてきたら、交渉に持ち込みます。
①今、私がやっている最中の仕事と交換する
②交換できないなら、私は忙しいのでセルフサービスでお願いします
大抵、①は選ばず、②になりますね(笑)
相手がどういう出方をするのか、実験してみるのも良い練習です。
さあ、今日も道場で修行しよう。

次回は、

ここまで読んでくださって、ありがとうございました(^^)

投稿者プロフィール

こづち
こづち
東京で働く会社員。時間術、自分ビジネス構築術、逆算手帳、ブログ術、健康、美容、読書、育児などについて情報発信することで、ワクワクする夢を叶えるコツや習慣を研究しています。

ストレングスファインダー:最上志向/目標志向/ポジティブ/個別化/着想

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